TOP
上へ戻る
 6年前からから12月第2日曜日になった高校野球研究会。
今年で第28回目を迎えた。
 3年前から会場も日比谷高校から青山高校に移った。神宮球場のすぐ隣だ。
 今年の講師は、片倉高校監督の宮本先生、小山台高校の福島先生、そして
日野高校の嶋田先生と都立高校をベスト4まで進出させている現役の先生方だ。
その強さの秘密を知ることはできるのか。楽しみだ。
 今年のテーマは「環境に合った指導方法について」興味あるテーマだ。
 この研究会もメンバーが増えすぎて150名を超える人が集まった。
自己紹介がないが名簿があとで配布される。とにかく大きくなったことは感慨深い。
 
きたさん紀行
 まず宮本先生。東大和高校では佐藤道輔
先生のあとに強豪校を引き受け苦労された。
その後、府中工業ではプロ野球選手を育て
都立の強豪校にしていった。そして、集大成と
して、片倉高校では今年2枚看板の投手陣を
中心に強豪校をなぎ倒し、準決勝まで進出。
 私の力はここが限界とおっしゃっているが
その手腕は皆が認めるところだ。
 野球ノートや通信など日頃の取組がわかる
資料も出して下さった。
 今後の片倉高校にも目が離せない。
 
 司会は、若手のTさん。顔になってきた。
若手の指導者が本当に増えてきた。
 昨年甲子園東京大会の決勝戦で対戦
している。不思議な感じだ。
 最後は、古豪桜美林高校出身で砂川高校、
小平西高校と打撃のチームを育てる
印象のある
嶋田先生。
 とにかく、生徒と付き合う時間を確保すること。
この1点に集約できそうだ。
 生活のほとんどすべてを野球部の生徒たちと
過ごしている先生のすごさを感じた。
 能力の高い生徒たちをほめ育てていく姿勢が
素晴らしいと思った。
 昨年の日大三高との準決勝戦の熱い戦いを
今後も期待したいと思う。 
 講演の後はいつものように質疑応答。
常連の飲み屋のご主人の質問は高校野球ファンの感覚。
指導者の感覚とは違うが違う観点からの考え方も必要な時もある。
 やはり毎年の常連となっている岩手県の先生。震災のあとの野球の
指導の苦労を話されていた。30年はかかるだろうをおっしゃっていた。
があった。
 H先生からは、たくさんの話題満載のレジュメの紹介。いつもながら
頭が下がります。マスターズ甲子園の天王寺高校卒というのも御縁を
感じる。なぜか私もお話しさせていただいた。次週に迫ったマスターズ
甲子園東京のイベントの宣伝とマスターズ甲子園の報告をした。 
  懇親会は、年に一度の忘年会だ。いろいろな指導者の方のお話が
聞けて楽しい。若手の先生方の顔見せの感もある。貴重な機会だ。
 今回もなかなか興味深いお話が聞けてうれしかった。来年もよろしく
お願いいたします。   
2006年
2003年
2005年
2007年
2004年

2008年

 

2009年

2010年

2011年

高校野球研究会 2012

 続いては、小山台高校の福島先生。
なんとマスターズ甲子園で対戦した
熊本県立八代東高校出身という御縁
だ。江戸川高校、小山台高校と都立
の強豪を作り上げている。
 エレベーター事故で選手を失った
つらい経験が先生自身にも選手たち
にも力になり、決して恵まれた環境で
なく、選手もすごい選手はいない。
その中でどう野球に取り組むのか。
精神的なことも大きい。
 定時制がある高校では5時には
練習が終了する。そのあとは自主練
になる。グランドのある学校との合同
練習など感謝の気持ちも忘れない。
 野球ノートの充実度は半端ない。
 「あいさつ」の大切さも教えて頂いた。