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 一昨年から12月第2日曜日になった高校野球
研究会。今年で第24回目を迎えた。来年は25回目の
節目だ。すごいことだ。
 今年の講師は、今年春の選抜に21世紀枠で出場した
愛知成章高校監督の糟谷寛文先生。以前から研究会で
お目にかかっているがどんな先生なのだろうか。
 この研究会のメンバーが増えすぎて研究会以外の方は
お断りという状況だった。すごいことだ。
 公演の最後にサプライズがあった。
選抜高校野球の開会式で司会を務めた
女子高校生からのビデオレターだ。
 そのあとのTVでのビデオを見ると
彼女はハンデキャップを持っている。
それでも放送部での活動を通じて自分の
進路を切り開いていた。
 糟谷先生はどんな気持ちだったのだろう。
きたさん紀行
 今年の選抜に出場した成章高校は創部101年
の悲願の甲子園初勝利を開幕戦でやり遂げた。
 普通3500人分の券しか配布されないのだが
地元田原市も盛り上がり1万人近くの観客が
集まった。OBが外野席で応援したというすごいお話し
も伺えた。応援団は最優秀応援で表彰されたそうだ。
 糟谷先生の恩師山本先生、その山本先生の恩師
立花先生から3代目にして悲願の初勝利を果たした
お話しは遺伝子のつながりとも思えるすごさを感じた。
 高校卒業して大学へ行き高校野球の指導者を目指
して教員採用試験を受けたものの不採用となったと
思ったら母校から採用するという通知が来る。
 そしてその後25年間母校の指導をしたあと、福江
高校に異動することに。野球部がほとんど活動してい
なかった高校に異動してやる気を失いかけたが
4年間挨拶をすることからはじめてベスト16に進出
するまでになった。この経験が成章高校へ再度異動
したあと厳しいだけの指導だったところから生徒一人
一人を大切にする指導へと変化し、今年の甲子園
初勝利へとつながった。
 このお話を聞いていても30年以上の指導により
卒業生が中学校や少年野球の指導者として巣立っていき
母校に良い選手を送り込むシステムが結果として
成り立っている。本当にすごいと思った。
 東京でこんなことができるのかとも思った。
 
 講演のあとは質疑応答。指導法や甲子園での戦い方など多岐にわたった
質問があった。真摯に質問に答える先生の姿勢が非常に印象に残った。
 司会は、いつものS先生。
毎年司会を担当している。
 今年から事務局として活動
されている。
 ここでも世代交代だ。
 そのあと資料の説明。H先生がいろいろな記事を集めて冊子にしていたので
その説明があった。その中で甲子園出場した北海道鵡川高校卒の選手の
紹介もあった。
 そして、自己紹介の時間。全員が終わるには30分以上
かかる。今年はさらに人数が多く時間がかかったが、貴重な時間だ。
若い先生も本当に多くなった。野球界も捨てたものではない。
 これだけ大きな会にした労力は大変なものだと思う。
幹事の方のご苦労に感謝したい。
 講演会のあとは、恒例の忘年会。居酒屋を貸し切り状態にするほどの
盛況だった。いろいろな監督さんと話すことができて有意義な時間となった。
 糟谷先生ともお話しできて嬉しかった。
 みんな野球が本当に好きな人たちだ。野球は本当にすごい。
 来年も良い年であることを祈りたい。
 甲子園を目指してお互い頑張りましょう!
高校野球研究会 2008
 そして自己紹介の前に2年前エレベーターの事故で小山台高校2年の
市川くんがなくなったがそのお母さんが高校野球研究会にお礼をいいに
わざわざ出席してくださった。シンドラー社をはじめ2年前からまったく前に
進んでいない損害補償などの問題がここで訴訟という形で一歩前に進んだ
この研究会を中心とする高校野球に関わる人たちの力による。
 あまりに重い問題だが陰ながら応援していくつもりだ。
 最後は幹事の皆さん。24回目を迎えた研究会。本当に感謝します。
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