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4年前からから12月第2日曜日になった高校野球
研究会。今年で第26回目の節目の年を迎えた。
昨年から会場も日比谷高校から青山高校に移った。
神宮球場のすぐ隣だ。
今年の講師は、立命館大学教授の海老久美子さん。
野球食の著者でもある。どんな講義になるのか。
この研究会もメンバーが増えすぎて150名を超える人が集まった。毎年行われてきた自己紹介も今年も省略され
ることとなった。
きたさん紀行
今年のテーマはどうやって体重を増やすか。甲子園の1回戦を勝ち抜くチームの方が
やはり除脂肪量が多い。
野球の技術と体重は関係ないようだが
やはり体力という部分で大きなポイントとなる。
びっくりしたのは、高校野球選手のエネルギー消費量の平均が
スピードスケート選手やプロサッカー選手の消費量より多く、4500
kcalであることを知った時だ。体重を増やすには相当食べなければ
ならない。しかも時間は限られている。睡眠時間を減らすしかなくなる。
どこか矛盾している。そこで間食が重要になる。運動する前と運動をした
2時間以内に炭水化物をとること。運動後は良質のたんぱく質も
とることなど重要なことが分かる。
司会は、昨年から若手のTさんになった。 ここでも世代交代だ。
若手の指導者が本当に増えてきた。
具体的な食事の例も示していただきありがたいことだ。米子東
高校での実践も示されて根拠がしっかりしている。
いろいろな栄養の情報があるが、正しい情報の収集の仕方も
アドバイスがあった。
あっという間に,講演の時間が過ぎた。
今まで栄養学の公演もいくつか聞いてきたが、海老先生ほどわかりやすい講演ははじめてと言っていい。バランスの良い食事とは何か?
いつ食事をとることがよいのか考えさせる講義だった。
たんぱく質(プロテイン)をとっても炭水化物(ごはんなど)が足りなければたんぱく質も筋肉にならず、エネルギーとしてしか使われない。体重をふやすにはしっかり炭水化物をとることが大切だ。
2006年
2003年
2005年
2007年
2004年
講演後はおきまりの懇親会へ。1年に一回の
忘年会だ。会場が貸しきりになるほど多くの
指導者が集まって語り合う。本当に熱い人たちだ。
来年はこの中から甲子園出場校がでてほしい。
昭和もその戦いの中に入り込みたいと決意した。
幹事の皆さん毎回お疲れ様です。
来年もよろしくお願いします。
講演後は、質疑応答。いつもの岩手県の中学の先生が登場。
本当に熱心だなと感心する。
そして、群馬県の審判の方が熱中症の予防で群馬県の取り組んで
いることを発表してくださった。東京でも取り入れるべきだなと感じた。
最後に、今秋東京そして神宮大会で優勝した日大三高の小倉監督
が挨拶された。やはりオーラがある。
昭和が準決勝でたたきのめされた。三高に勝たなくては甲子園も
ない。大きい高い壁だ。