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 野球部の卒業生が、プロデビューする
という話しが伝わってきた。とある場所で
そのポスターを発見。
 たまたま、出張が重なりデビュー戦を
見に行くことにした。野球部の先輩・同輩
・後輩や同級生が集まることになる。
 後楽園ホールで見るのは初めてなので
本当に楽しみだ。
 知り合いや身内が試合をすることも
もちろん初めて。ドキドキする。
 プロボクシングのメッカ、後楽園ホール。思ったよりは狭いなあと感じた。
 収容人数は、約2000人。リングアナウンサーもいて不思議な感じだ。
 予定された試合は、10試合。その7試合目が我らがYくんのデビュー戦。
4試合目は、輪島功一スポーツジムの選手の試合。あの輪島功一さんが
セコンドをつとめていた。懐かしい顔に会えて嬉しかった。
 
 そして、ついにYくんの登場だ。相手はエスパー・サトル。
1戦1勝(1KO)の30歳の選手。どんな試合になるか?
 花束贈呈もある。ご祝儀を出すとアナウンサーが披露して
くれることを初めて知った。次回はやるぞ!
 試合中は、応援で夢中だったので写真を取る暇がなかった。
一進一退の好ファイト。あっとう間に4回が過ぎた。相手のバッティング
気味のつっこみとひじがあったって左目は腫れ上がった。
 相手は「エスパー!エスパー!」コール。
こちらは「ショーゴ!ショーゴ!」コール。応援も盛り上がる!
 ひいき目に見ているかもしれないが、勝っていると思えた。あとは
ジャッジがどう判断するかだ。
 
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きたさん紀行
 一人目のジャッジは39−38で青コーナー。二人目は40−37で
赤コーナー。この判定には納得いかなかったが、運命の3人目。
39−38で青コーナ−の勝ち。もったいぶったアナウンサーに
ドキドキしたが、プロデビュー戦を勝利で飾った。応援団の興奮は
最高潮になった。
 これで来年の新人王決定戦の出場権を得たことになる。
プロで4勝すると6回戦に上がるらしい。確実に勝っていって欲しい。
ファイトマネーは6万円だそうだ。プロなのだ。
プロボクサー 誕生!
 Yくんの勝利に酔いながら、その後の試合を見ていた。
試合を終えたYくんが観客席に帰ってきた。
 左のまぶたははれあがり、顔中すりきずがある。
ボクシングというスポーツのすごさを感じた。
厳しい世界に身を投じたのだ。
 メインイベントが終わったあと、Yくんも含めて20人近くで祝勝会に
でかけた。次回の試合は2,3ヶ月後になる。
 みんなで集まる機会がまたできた。楽しみが増えた。
 未来のチャンピオンを目指して頑張って欲しい!
 ファイト!みんなで応援しています!