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きたさん紀行  キロロ編
(卒業旅行Inキロロ)
 卒業式を終えた27期生担任団は、
修学旅行の思い出の地北海道に
卒業旅行を計画した。朝早く羽田
空港に集合。一人の遅刻者もなく
無事に4月からJALと合併するJAS
に乗り込み千歳空港へ旅立った。
 全員が揃って旅行するといっても修学旅行やスキー
教室など仕事でいくことばかりだ。プライベートな旅は
最初で最後。みんなリラックスしている。千歳からキロロ
リゾートへのバスは貸し切り状態であった。
 6組担任の好きなスキー場。期待はふくらむ。
 スキーリゾートのフロントにある看板。1991からスタートした
ヤマハ系のリゾートだ。バブルの頃に計画されたため、当時は
今の3倍の規模を目指していた。経営的にも厳しいものがある
とは聞かされていたのだが、これから2泊3日が楽しいものに
なりそうな予感がした。
 宿についてさっそくゲレンデに飛び出した。まずは、ゴンドラで山頂へ。天気は晴。
雪質はこの時期でも北海道は最高。うきうき気分だった。上の3人は左から1組、
6組、3組の担任。スキー教室でも一緒だった。
 しかし、このあと状況は変貌する。なんとゴンドラが3時半で終了。日はまだ高く
状況が飲み込めないままリフトで滑れるゲレンデで滑ることになる。何となく不満の
残る1日目となった。
 ただし、夜はおいしい海の幸をほおばり、おいしい酒に酔いしれながら3年間の
思い出を語り合った。

 そして2日目を迎えた。朝一番は天気が良かったが、低気圧の接近で吹雪の
ような状態。日本海に近いロケーションは強風がつきもの。猛烈な風のなか、
スキー大好き人間達は滑った。その中にはこぶこぶの好きな約1名がいた。
 どうしてもこぶ滑りたいためにゴンドラに乗らずにリフトに乗った。これがあとで
命取りになるとは誰も予想することはできなかった。
 2組担任のきたさんは完全防備で滑る。
このあとリフト乗り場で、うら若き女性に
乗車拒否されることになる。この風貌では
怪しすぎたのだ。快晴でこの姿はない。
 なんと昼ご飯を食べる前にゴンドラが止まった。
午前中のような視界不良状態ではなく山頂もよく
見えるのにである。とたんにやる気を失った。
滑れるゲレンデではあまりにも面白くない。
 10時半で滑りをやめた1組担任以外は3時に
宿に戻った。
 しかし、なんと4組担任は11時から4時半まで
水1杯しかとらず黙々とスキーをやり続けたのである。
すごいのひとことだ。なんというパワー。
 1組担任は、弟さんから持つように言われた携帯電話に
はまり、誰かにメール中。メル友もたくさんいるようだ。
私もその一人である。2日目の夕食へ向かうロビーでの
ひとこま。5組担任はスキーはせず、小樽に出向き一人
ショッピングにいそしんでいた。
 夕食は、孫悟空という中華料理店。バイキング形式。
従業員の人の対応が良かった。今日一日ちょっと不満の
残ったのが少しずつ和らげられる気がしてきた。
 紹興酒の思い出を持つのりさんの饒舌にみんなが
酔いしれる夕食となった。
 2日目の夜も更けていく、持ち込んだ酒もどんどん
胃袋の中にすいこまれ残骸がテーブルの上に残る。
最後まで話をしていたのは5組担任と私であった。
 1組担任は、体調不良。前の日からほとんど時間を
おかずに飲んでいたつけがまわったかもしれない。
 スキーは、1年のスキー教室以来となるのりさんは
3日目最高のコンディションの中、気持ちよく滑走した。
この3日目がなければ、一番がっかりしていたのは
のりさんだったかもしれない。とにかく3日目の天気と
雪でこのツアーは大成功ということになった。
 キロロでの最後の昼食。のりさんには安堵の表情が。
となりの27期生のお母さんも満足顔だ。6人が元気で
卒業旅行に参加できたことは嬉しいことだ。
 学年のお母さんは、いつも学年会をなごませてくれた。
感謝感謝!
 午後1時55分、キロロリゾートをあとにする。
3年間の思い出を語り明かした3日間がまもなく
終わりを告げる。千歳空港は大雪。羽田はどう
だろう。ちょっと心配になる。
 17時15分の羽田行きのJASに乗り込み一路東京へ
折しも千歳空港は大雪となった。しかし、上空は雲の上
最高の夕焼けを見ながら羽田へと向かう。
19時に無事羽田に到着。
 27期生担任団の卒業旅行は無事終了した。
 卒業おめでとう!
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