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 30周年記念講演会の講師関野吉晴さん。
持参したスライドをカセットに入れている
ところ。
 後ろの二人は北高のオーディオ・ビジュアル
のスペシャリスト。

 いよいよ講演会が始まる。
600万年前にアフリカで誕生した人類。
その人類が百数十万年前から地球上に
旅をし始め、もっとも遠くまで達したのが
南米の最南端。その度をイギリスの考古
学者がグレートジャー二ー名付けました。
 関野さんは1993年から南米をスタートし
自分自身の手と足だけで旅して逆にたどる。
昨年ついにアフリカに到着したまさにグレート
ジャーニー。そのたびの中で感じたことを
1時間半お話しして下さいました。
 ビデオやスライドを使って興味深い
お話でした。
 人間とサルの違いは何か。
人間はどこにでも移動する。何でも
食べる。言葉を持ち、2本足で立ち、
家族を持つ。
 幸せとは何か。そう問われてどう
答えるか。考えてみると難しいが、
健康である。仲良く暮らしている。
おいしく食べることができる。歌い、
踊る。そんな当たり前のことが
実は幸せなことなんだ。
 アラスカに住むガイドさん一家の話も
面白かったです。半径200kmの円の
中にその家族4人しかしない。そんな
贅沢なところで4m×5mの家に住んで
いる。分相応の暮らし。
 子供たちはウサギを捕り、自分で殺して
食べる。一見野蛮なようだが、生物は
ほかの動物を殺して食べていかなければ
生きていけないことをそこで学習できる。
大切なものだから決して無駄にしない。
最後まで食べる。
 東京では、40%が残飯になるそうだ。
本当に考えさせらることだ。
 そのほかにもいろいろ感じたことが
ありますが、後日きたさんのひとことに
書きます。
 校長と司会の私は楽屋で
一緒に写真を撮っていただき
ました。
 自分のはピンボケでした。
とても残念です。
  講演終了後に質問コーナーを設けました。
言葉はどうしたのか?一番おいしかったのは何か。2度と
食べたくない食べ物は何か?という質問が出ました。
 言葉は、やはり現地の人と仲良くなり教えてもらうのが一番。
旅する人は何でも食べられなければ行けない。塩を摂取しないで
いたら体がおかしくなったことがあり、体が塩を欲する。そのとき
食べたご飯に塩をかけただけのものが一番おいしかったそうです。
まずいものはない。関西人が納豆が嫌いだったり、くさいくさやも
好きな人にはたまらない。発酵食品なども最初はきつくても
慣れるとやめられなくなるそうですよ。
 質問が終了後、花束を贈呈して講演会が無事終了しました。
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きたさん紀行
 演奏してくれるのは、ロス・ラティーノスの
皆さん。素朴な楽器なのに深みのある音が
でます。
 不思議な気持ち。気持ちのいい音楽ですね。
楽しいこと・悲しいこと・神への祈りなど
広がりが感じられます。
 セレステという曲からスタートです。
 講演会に続いて芸術教室。
南米の音楽フォルクローレ。
 南米の楽器が展示されて
いました。
 サボテンや動物のあご骨
まで楽器になるんですね。
 
30周年記念祝賀会
30周年記念講演会 芸術教室  
 日本でも有名な花祭りの曲では
踊りもあります。カーニバルの楽しい
感じが伝わってきます。
 メンバー紹介のあとのアミーゴ(友達)
という曲の前に「カンタ」と「アミーゴ」の
かけ声の練習。3年生が元気でした。
 楽しく共演できました。
 楽器の紹介の時に「ふるさと」や
「上を向いて歩こう」など日本の曲
を演奏してくれました。
 そのあとはコーヒールンバや
コンドルは飛んでいくなど日本
でも有名な曲が演奏され、ラストの
曲はアンデスの旅人。なりやまない
拍手の中、アンコールは2曲。
 ラストは日本でもブームになった
ランバダ。きらきらの衣装も魅力的
でした。
 調布北高の30周年と関野さんの旅がスタートしたのが30年前という
ことで講演をお願いし、南米の音楽を聴くことで一層深みのある記念行事に
なったと思います。皆さんのご協力に感謝します。
 生徒の諸君は、この講演会・芸術教室で何かをつかんでくれたでしょうか。
今度聞いてみたいと思います。