2008年02月のひとこと

人はなぜマラソンを走るのか?
 今年の青梅マラソンは雪のため中止になりました。30回大会以来の2度目の中止。残念ですが半分ほっとしました。相当厳しい条件でのレースのなりそうでした。昨年の東京マラソンも厳しかったですがマラソンはいい条件で走りたいものです。

 さて、私が青梅マラソンを走り始めたのはHPにも書いたことがありますが30歳になったことの記念がきっかけです。始めた走ったときのことも書きましたが、まさか50歳になるまで走り続けるとは思っていませんでした。人はどうして走るのか。走らない人にはわからないものですがなぜはまってしまうのか。先日のTV番組で特集していました。

 ホノルルマラソンに出場した日本人にアンケートをとった結果が発表されていました。ホノルルマラソンに特有のこともありますがマラソンを走るものとして納得できるものでした。ここで書いてみたいと思います。

 まず第5位は「結婚記念」でした。これはホノルルマラソンならではだと思います。式を挙げてから走る人と走ってから式を挙げる人に分かれますがどちらにしてもおめでたいことです。家族や式に出席する方は大変そうですね。新婚旅行も兼ねているのでしょう。

 第4位は「ダイエット」のためです。実際に18kもやせた人もいました。走るのにはまるとやせることは確かでしょう。ただし、毎日5kではほとんどやせません。健康的になり逆に増える人もいます。毎日10kでは現状維持。毎日15kなら太ることはまずない。毎日20kではどんなに食べても大丈夫だということです。

 第3位は「還暦記念」です。これもホノルルマラソン特有のものだと思います。還暦で走ることができるなんて素晴らしいですね。実際にホノルルマラソンを走った60歳以上の方は1500人ほどにもなります。元気で年をとれるなんて羨ましいです。なかには95歳という方もいました。すごすぎます!青梅マラソンが中止になったきょうも65歳から走り始めたという方とお話しできました。その方の初マラソンもホノルルだそうです。

 第2位は「自分への挑戦」です。自分の限界を感じた時や何かを打ち破りたいと思った時にそのきっかけとしてマラソンを走ってみようと思う人は多いと思います。私もこれだった気がします。30歳になって瞬発力の低下をひしひしと感じ出した時、何かに挑戦してみたいと思って青梅マラソンに挑戦しました。

 そして、第1位は「達成感」です。これがやはり最高の理由ですね。一度マラソンを走ってみると他人との関係がまったく関係なくなります。何人に抜かれても何人抜いても前にもあとにもランナーがあふれています。勝ち負けでない世界。自分だけの世界。どんなタイムでゴールしても30kや42.195kを走り抜いた達成感・充実感は何ものにも代え難い宝物です。マラソンを走り終えてもう絶対走りたくないと思う人とじわじわとまた走りたいと思う人の二つに分かれます。私は後者ということですね。

 マラソンの魅力はやはり走ってみなければわかりません。ぜひ、この楽しさを経験して欲しいなと思います。ゆっくり走れば速くなるスポーツです。

 今年は中止になってしまいましたが、来年も青梅マラソンを走りたいと思います。ゆっくり楽しく走るためにもしっかり練習したいと思います。ただし、野球人の私は冬限定のランナーですが。

(2008.02.03)

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