2007年10月のひとこと

立川駅1番ホーム!
 皆さんはJR立川駅の1番線が25年間なかったことを知っていましたか?結構有名な話ですが、ecute(エキュート)という改札を出なくても入れるお店群が10月5日に開業し、立川駅がリニューアルされるのを機に本来の番線表示に戻しました。

 私が高校時代に使っていた頃の立川駅には1番線がありました。競輪が行われる日には乗り降りで使用したり、貨物列車の発着に使っていた気がします。そのころの立川駅は地下通路で暗く南武線からおりてくる人たちの波がおそろしかった記憶があります。青梅線、南武線とも焦げ茶色のいわゆる「ごきぶり電車」ですね。真ん中につかまり棒があり、何ともレトロでした。

 それが、駅ビルLumine開業とともに1番線はなくなることに、名称を変えることで混乱するのを防ごうとしたのでしょうか。新宿駅が改装された時、2つずつホームの名称が変わって少し混乱したことを覚えています。国分寺駅の多摩湖線が0番線というのもありますし、こんな駅は日本中にもあるかもしれません。でも不思議な駅だなと思っていました。何かというと1番線の話題ができていたので残念ですが、本来の姿になって1番線も嬉しいと思います。良かったですね。

 立川は、市と商工会議所などが協力して立川駅の北口・南口の開発に力を入れ、モノレールも順調に運行され、戦争中戦争後のやや暗いイメージを完全に払拭しました。ひとり一人のエゴでなく、ビジョンを出して協力して取り組んで成功した素晴らしい例となりました。この新駅ビルの誕生でさらに発展して行くことでしょう。

 昔を知るものとして、1番線がない立川駅でなくなったのは少し寂しいですが、今後の立川駅の益々の発展に期待し、注目して行きたいですね。

 1番線復活おめでとうございます!

(2007.10.21)

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