2004年05月のひとこと

電信柱の功罪!
 街を自分で歩いたり、車で走ったりするとき、電信柱が邪魔だなあと思うことがよくありますね。アメリカ帰りの人などと会うと「アメリカには電信柱がないんだ。地下に埋設されているからね。」といわれます。私はアメリカに行ったことがなので確認できませんがどうもそのようです。

 街の景観からいっても、ボコボコ電信柱が立ている風景はあまりかっこいいものではありません。地下に埋設できれば街の景観からもいいのかもしれません。すっきりする気はします。

 でも日本は、計画的に街を作ることはあまり得意ではないようです。古くは、平城京、平安京のように計画的に作った街もありますが私の住む間などでは本当に雑然と計画性などは微塵も感じられないです。しかし、その雑然生が日本なのかもしれません。八百万の神がいるのに、無宗教の人が多い。そのくせ、苦しいときは神頼み、クリスマスは盛ん、そしてみんなが初詣に行きます。これが日本なのです。雑然としているのがいいのです。

 電信柱の話ですが、特に狭い道の時いらいらしますね。ところがこの電子柱の効用があるのです。実は、狭い道で電信柱があるために、車がスピードを出さないのです。というか出せないのです。

 これはすごいことです!もし、電信柱がないと車は猛スピードで走る可能性が出てきます。そうすると子供たちやお年寄りにとって道路はさらに危険な場所になってしまいます。電信柱が私たちを守ってくれているのです。

 時代はどんどん便利になりますが、不便なことが大切だということがほかにもあります。例えば、お年寄りをボケないようにするためにわざとバリアフリーにしないことです。けがは心配ですがトイレや台所をわざと1階と2階に分けたりして階段を上ったり下りたりすることで体力の維持をはかることもあるのです。

 つまり無駄だと思われることも大切なことはたくさんあります。日本の道筋を決める国会でも、与党が多数を握って思うとおりに進んでいくことは非常に怖いことです。健全な野党がいて初めて健全な国会となるはずです。ぜひ野党に頑張ってもらわないとどうなってしまうかわかりません。もっと身近なことでは、都政ですね。石原さんと行政側の思うままにことが進んでいては健全な都政とはいえません。石原さんの行動力はある意味素晴らしいとはお思いますが野党が頑張ってくれないと、国会よりひどいことになってしまいそうです。頼みます!

 ちょっと愚痴になりましたが、人生に無駄はありません。すべての経験がみになるんだなと思って生活していきたいと思います。
(2004.05.23)

もどる
バックナンバーリスト